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ボルドーの赤ワインの選び方とおすすめ25銘柄!

 

 

フランス・ボルドーの赤ワインは世界的に有名で、誰でも一度は耳にしたことはあるでしょう。

しかし、実際ボルドーワインを買おうと思うと、銘柄が多く、値段も1000円から10万円を超えるものまであり迷ってしまいます。

この記事では、ボルドーワインの選び方を解説すると共に、格付けで認められているものも含め価格帯ごとに銘柄を分けて紹介します!

 

 
 

ボルドーワインの特徴

ボルドーワインの特徴は主に3つあります。

  1. 赤ワインのイメージが強いですが、白・ロゼ・スパークリングもある
  2. 複数品種のぶどうをブレンドする
  3. 格付けが存在する(メドック、サンテミリオン、ソーテルヌなど)

ボルドーのワインは複数品種のぶどうから作られるため、単一品種よりも品質が安定しやすいのです。

また、同じ品種を使っていてもブレンドの比率や収穫した畑の違いによって、異なる味わいを楽しむことができます。

ボルドーの格付けをご覧になりたい方はこちら!

 

ボルドーワインの選び方

ボルドーワインの選び方は価格、品種、地区、年式、料理との相性がポイントとなります。

初めてボルドーワインを購入するのであれば、価格と料理との相性を考慮すれば十分かと思います!

  1. 価格:価格帯が広いので、予算を決めると選びやすくなります
  2. 品種:好みがあれば、その品種から探すことができます
  3. 地区:メドックやサンテミリオンなど地区ごとに特徴が違います
  4. 年式:当たり年かどうかを調べます(ヴィンテージチャートで確認)
  5. 料理:一緒に食べる料理との相性も大切です

ボルドーの赤ワインの主な品種はカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フランです。

下記のサイトよりヴィンテージチャートがご覧になれます!

ボルドーワイン公式委員会

 

用語解説

ボルドーワインの説明によく出てくる用語を簡単に解説します。

  • シャトー(Chateau):畑と醸造所の屋号のこと。本来の意味は城。(略してCh.)
  • テロワール:土地、土壌のこと。
  • ファーストラベル:そのシャトーを代表する銘柄のこと。
  • セカンドラベル:ファーストラベルで使われないぶどうを使用して醸造する銘柄のこと。ファーストラベルと比べると価格がお手頃です。
  • タンニン:ぶどうの種子に由来する渋み成分のこと。

 

~3,000円

3,000円以内のボルドーワインももちろんあります。

これからボルドーワインを色々試してみたい方の最初の一本にちょうどいい価格だと思います!

飲むタイミングが決まっている場合は、料理との相性も考慮して選びます。

ムートン・カデ・ルージュ

ムートン・カデは、ロスチャイルド家のワイナリーが展開するワインシリーズです。

ロスチャイルド家は欧州一の財閥で、金融、ワインなどのビジネスを展開しています。

このルージュは、いくつかあるムートン・カデシリーズの中でも標準的な赤ワインになります。

AOC:BORDEAUX

メルロ86%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%、カベルネ・フラン4%

 

ムートン・カデ・ルージュ・クラシック

ムートン・カデ・ルージュ・クラシックはムートン・カデシリーズが始まった当初(1930年)のラベルを再現しています。

シャトー・ムートン・ロスチャイルドを思わせる高級感があります。

ムートン・カデ・ルージュよりも少し味わいの深いワインがいい方は、クラシックの方がおすすめです。

AOC:BORDEAUX

メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン

 

シャトー・クロワ・ムートン

シャトー・クロワ・ムートンはポムロールの近くで生産されており、メルロを多く使った赤ワインです。

芳醇でまろやかなボルドーワインらしい味わいを楽しむのにぴったりな銘柄です。

AOC:BORDEAUX SUPÉRIEUR

メルロ98%、カベルネ・フラン2%

 

ル・プティ・クルセル・レ・コパン

ル・プティ・クルセル・レ・コパンは、ポップなラベルが印象的です。

価格も2,000円以下ですので、デイリーワインにもできるのがポイントです。

メルロ、カベルネ・フラン、シラー

 

クランレンドル・ルージュ

クラレンドル・ルージュはシャトー・オー・ブリオンを所有するワイナリーが作っている赤ワインです。

少し贅沢をしたい時にいかがでしょうか。

AOC:BORDEAUX

メルロ83%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%、カベルネ・フラン7%

 

3,000~10,000円

3,000円以上の赤ワインを検討する場合は、好みの品種や地区を参考に選ぶといいと思います。

年式によって価格差が生じることが多いです。

また、格付けされている有名シャトーのセカンドやサードラベルもこの価格帯で購入できたりします!

シャトー・ド・ペズ

シャトー・ド・ペズは、クリスタルで知られるシャンパンメゾンのルイ・ロデレールの傘下にあるワイナリーです。

サン・テステフのワインの特徴であるスパイシーさとスッキリとした果実味を味わえる銘柄です。

AOC:SAINT-ESTÈPHE

メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド

 

レ・パゴド・ド・コス

レ・パゴド・ド・コスもサン・テステフのワインで、シャトー・コス・デストゥルネルのセカンドラベルになります。

上で紹介したシャトー・ド・ペズよりもカベルネ・ソーヴィニヨンの割合が多いです。

カベルネ・ソーヴィニヨンの香りと濃厚な味わいが口の中に広がります。

AOC:SAINT-ESTÈPHE

カベルネ・ソーヴィニヨン60%、メルロ40%

 

オー・ロック・ブランカン

オー・ロック・ブランカンはシャトー・ペトリュスでも活躍したカリスマ的醸造家クリスチャン・ムエックス氏が手がけるシャトー・べレールのサードワインです。

メルロしか使用していない珍しいワインになります。

果実感がしっかりしているワインを好む方にはぴったりだと思います!

AOC:SAINT-ÉMILLION

メルロ100%

 

シャトー・マルキ・ド・モン

シャトー・マルキ・ド・モンはシャトー・ラトゥール・ド・モンのセカンドラベルになります。

マルゴー村のワインの中ではお手頃ですので、マルゴーの初てのワインとしても相応しいのではないでしょうか。

AOC:MARGAUX

メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン、プティ・ヴェルド

 

シャトー・ダルマイヤック

シャトー・ダルマイヤックはメドック格付け5級に認められているワインです。

こちらもムートン・ロスチャイルドが所有するワイナリーで、収穫後はすべての工程を手作業で行うこだわりようです。

年式によっては1万円以下ですので、格付けのワインを試してみたい方にも最適な一本だと思います!

AOC:PAUILLAC

カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド

 

ドメーヌ・ド・シュヴァリエ

ドメーヌ・ド・シュヴァリエはグラーヴ格付けされているレオニャンのシャトーの一つです。

今回取り上げるのは赤ワインですが、白ワインもあり両方とも格付けされています。

ペサック・レオニャンらしいスモーキーな香り、力強い味わいが特徴です。

AOC:PESSAC-LÉOGNAN

カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、プティ・ヴェルド

 

シャトー・グロリア

サン・ジュリアンは、オー・メドックの中では小さいエリアながら格付けシャトーがいくつもある地区です。

このシャトー・グロリアは格付けには載っていないものの、格付け銘柄に負けない口当たりの良い仕上がりになっています。

AOC:SAINT-JULIEN

カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロ、プティ・ヴェルド

 

10,000~30,000円

気軽に飲むには躊躇してしまう価格ですが、予算3万円があればほとんどのボルドーワインが選択肢に入ってきます。

特別な日に開けることが多いと思いますので、年式もしっかりとチェックしたいところです!

シャトー・スミス・オー・ラフィット

シャトー・スミス・オー・ラフィットはグラーヴ格付けの一つで、ペサック・レオニャンで最高クラスの品質を誇る銘柄の一つです。

価格はワインとしては高いですが、完成度の高いボルドーワインを一度味わってみたい方にはぴったりではないでしょうか。

AOC:PESSAC-LÉOGNAN

カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フラン、 プティ・ヴェルド

 

シャトー・レオヴィル・ポワフェレ

シャトー・レオヴィル・ポワフェレはメドック格付け2級のワインになります。

サン・ジュリアンの中で最も優れたシャトーの一つで、長期熟成も楽しめる銘柄です。

AOC:SAINT-JULIEN

カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、プティ・ヴェルド

 

シャトー・モンローズ

シャトー・モンローズもメドック格付け2級のワインになります。

濃厚で力強いのと同時に、果実味豊かで上品な仕上がりになっています。

同じサン・てステフのシャトー・コス・デストゥルネルとはライバルのような関係性です。

AOC:SAINT-ESTÈPHE

カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド

 

シャトー・デュフォール・ヴィヴァン

シャトー・マルゴーの畑のすぐ近くで栽培されるぶどうを使用しているのがシャトー・デュフォール・ヴィヴァンです。

カベルネ・ソーヴィニヨンの比率が高いこと(約7割)も特徴の一つです。

AOC:MARGAUX

カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フラン

 

ル・クラレンス・ド・オー・ブリオン

ル・クラレンス・ド・オー・ブリオンはシャトー・オー・ブリオンのセカンドラベルになります。

ファーストは10万円以上しますので、その約1/4の値段でシャトー・オー・ブリオンの世界観を堪能することができます!

AOC:PESSAC-LÉOGNAN

メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド

 

シャトー・マグドレーヌ

シャトー・マグドレーヌはシャトー・ペトリュスでお馴染みのジャン・ピエール・ムエックス社が所有するワイナリーです。

サン・テミリオンらしく、メルロのブレンド比率が9割ほどです。メルロが好きな方には堪らないのではないでしょうか。

AOC:SAINT-ÉMILION

メルロ、カベルネ・フラン

 

30,000円~

最後はボルドー地方の頂点にある銘柄一覧です。

30,000円以上の高級ワインは、5大シャトーをはじめ、ポムロールのペトリュスやサンテミリオンのシュヴァル・ブランなどがあります。

飲む機会は多くないと思いますが、名前だけでも覚えておくと役に立つかもしれません。

シャトー・ペトリュス

シャトー・ペトリュスはボルドー地方並びに世界において最高峰のワインの一つです。

出荷数が少ないため、大変希少です。

ワイン好きにとっては一度は飲んでみたい銘柄です!

AOC:POMEROL

メルロ100%

 

シャトー・シュヴァル・ブラン

シャトー・シュヴァル・ブランはサン・テミリオンの第1級特別Aに格付けされています。

現在はルイ・ヴィトングループ(LVMH)傘下にあります。

カベルネ・フランを多く使用しているのが最大の特徴で、白馬(cheval blanc)という名前のようにエレガントな味わい、香りになっています。

AOC:SAINT-ÉMILION

メルロ、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン

 

シャトー・ムートン・ロスチャイルド

シャトー・ムートン・ロスチャイルドは今まで唯一、メドック格付け2級から1級に昇格しました。

カベルネ・ソーヴィニヨンを多めにブレンドした力強よい味わいで、長期の熟成に適しています。

毎年ラベルデザインに有名アーティストの絵を採用しており、コレクションするのも楽しい銘柄です

※Rothschildはロートシルトと呼ぶこともあります

AOC:PAUILLAC

カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、プティ・ヴェルド

 

シャトー・ラトゥール

シャトー・ラトゥールは1855年のメドック格付け制定時に1級を獲得してる4つのシャトーのうちの一つです。

最も名前の知れたボルドーワインの一つではないでしょうか。

カベルネ・ソーヴィニヨンが主体で、数十年熟成させることができます。

AOC:PAUILLAC

カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、プティ・ヴェルド

 

シャトー・ラフィット・ロスチャイルド

シャトー・ラフィット・ロスチャイルドも五大シャトーの一つで、ロスチャイルド家が所有しています。

カベルネ・ソーヴィニヨンが主体で、長期で熟成させることで繊細な味わいを実現します。

AOC:PAUILLAC

カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、プティ・ヴェルド

 

シャトー・マルゴー

シャトー・マルゴーはマルゴー村で唯一メドック1級に認められているワインです。

ボルドー五大シャトーの中で最も”女性的”と言われたりします。女性的とは魅惑的な深み、まろやかさがあるというニュアンスです。

AOC:MARGAUX

カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド

 

シャトー・オー・ブリオン

シャトー・オー・ブリオンは五大シャトーの中で唯一、メドック地区ではないグラーヴ地区のワインになります。

歴史も最も古く、ぶどうの栽培の記録は16世紀に遡ります。

シャトー・オー・ブリオンはメルロを主体にしていますので、これまでのメドック地区のシャトーのカベルネ・ソーヴィニヨンとはまた味わいが変わってきます。

シャトー・オー・ブリオン・ブランという白ワインも生産しているのも他のシャトーとは異なる点です。

AOC:PESSAC-LÉOGNAN

メルロ、 カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン

 

最後に

ここまで価格帯別でボルドーワインをご紹介してきましたが、ワインは決して高ければ美味しいという物ではありません

品種、ブレンド比率、その年の気候、製法など様々な要素によって味わいが変わってきますし、料理との相性や飲む時の温度なども大切です。

そのような違いを感じながら味わうのが、ワインの最大の楽しみだと私は思っています。

ぜひボルドーワインはもちろん、他の産地のワインも楽しんで頂けたら嬉しいです!