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【ブルゴーニュの赤ワイン】選び方とおすすめ銘柄!

 

 

ブルゴーニュは、ボルドーと並び最も知名度のあるフランスのワインの産地です。

ブルゴーニュでは様々な種類のワインが作られていますが、今回は赤ワインについて、選び方と銘柄のご紹介をします!

>ブルゴーニュの白ワインの選び方の銘柄に関してはこちら

 

ブルゴーニュの赤ワインの特徴

ブルゴーニュの赤ワインの大きな特徴は3つです。

  1. 単一品種(主にピノ・ノワール)
  2. ボトルの形状
  3. 畑が格付けされている

ブルゴーニュのワインは基本的に複数種をブレンドせず、一つの品種のみから作ります。赤ワインの場合ピノ・ノワール、白ワインではシャルドネが使われることが多いです。

<ピノ・ノワールの特徴>

濃いルビー色が美しく、ベリー系を連想させる香りがします。酸味・渋みは強すぎず、上品で繊細な味わいになります。

赤ワイン以外にもシャンパンにも使われます。

 

ボトルの真ん中から上にかけて太くなる形状(なで肩と呼ばれることも)のボトルが採用されています。

ボルドーワインが銘柄によって格付けされているのに対し、ブルゴーニュでは畑(=クリュ)が格付けされています。

したがって、ボトルのラベルには銘柄名よりも畑の名称が大々的に表記されます。お気に入りのワインを見つけた時は、生産者(=ドメーヌ)の名前もチェックしておくと次も容易に探すことができます。

 

ブルゴーニュの赤ワインの選び方

  1. 価格・予算
  2. 地区(村名、グラン・クリュ、プルミエ・クリュ)

ブルゴーニュワインは1,000円台から100万円近くするものもありますので、事前に予算を決めておくことをおすすめします。

ブルゴーニュは広い産地になりますので、各地区(ジュヴレ・シャンベルタン、ボーヌなど)の特徴などを把握しておくと選びやすいかと思います。

最後は当たり年についてです。これは他の産地と同様、できの良い年とそうでない年があるので事前に調べておくと良いでしょう。

 

用語解説

ブルゴーニュワインの説明でよく出てくる用語について、簡単な解説になります。

  • ドメーヌ:ワインの生産者、ワイナリーのこと
  • モノポール:クリュを単独で所有しているドメーヌ
  • クリュ:畑の区画のこと
  • グラン・クリュ:ブルゴーニュの最上位のクリュ(特級)
  • プルミエ・クリュ:グラン・クリュに次ぐクリュ(一級)
  • コート・ド・ニュイ:赤ワインの名産地がある地区
  • コート・ドール:コート・ド・ニュイとコート・ド・ボーヌの総称(直訳:黄金の丘)

 

〜3,000円

まずは手の届きやすい、税別で3,000円以下のブルゴーニュワインをご紹介します。

ブルゴーニュの赤ワインを初めて飲む方や、頻繁に飲みたい方には上の2つがおすすめです。

ピノ・ノーワルの味わいを十分に楽しめると思います。

ブルゴーニュ ピノ・ノワール アンリ

AOC:BOURGOGNE

ピノ・ノワール100%

ブルゴーニュ ピノ・ノワール バロン・ダヴラン

AOC:BOURGOGNE

ピノ・ノワール100%

 

3,000〜10,000円

税別1万円以下になります。決してお手頃ではないですが、選択肢はかなり広がります。

地区の違いを楽しみながら、自分の好みを探すのにおすすめです!

 

フランソワ・フュエは、様々な銘柄を出しているドメーヌです。上がモレ・サン・ドニ、下がニュイ・サン・ジョルジュになります。

モレ・サン・ドニは果実味が強い味わいが特徴で、ニュイ・サン・ジョルジュは豊かなタンニンとコクが楽しめます。

>コート・ド・ニュイについて詳しく見る

>コート・ド・ボーヌの詳しい説明はこちら

 

モレ・サン・ドニ フランソワ・フュエ

ドメーヌ:フランソワ・フュエ(FRANÇOIS FEUILLET)

AOC:MOREY SAINT DENIS

ピノ・ノワール100%

 

ニュイ・サン・ジョルジュ ラ・シャルモット キュヴェ・マルセル・シェルボー

ドメーヌ:フランソワ・フュエ(FRANÇOIS FEUILLET)

AOC:NUITS-SAINT-GEORGES

ピノ・ノワール100%

 

ジュヴレ・シャンベルタン キュヴェ・ベルタン

コート・ド・ニュイで最も面積の広い産地がジュヴレ・シャンベルタンです。

グラン・クリュの数も多く、クリュごとの違いもはっきりとしています。

このキュヴェ・ベルタンは、木苺のような香りと濃い果実味が楽しめます!

ドメーヌ:リニエ・ミシュロ(LIGNIER MICHELOT)

AOC:GEVREY CHAMBERTIN

ピノ・ノワール100%

 

シャンボール・ミュジニ プルミエ・クリュ レ・シャトロ

シャンボール・ミュジニは比較的小さな村で、生産者の数も多くはありませんが、上品なワインを生産しています。

ベリー系の上品な香りで、しっかりとタンニンが感じられます。

ドメーヌ:アンヌ・エ・エルヴェ・シゴー(ANNE ET HERVE SIGAUT)

AOC:CHAMBOLLE-MUSIGNY

ピノ・ノワール100%

 

アロース・コルトン

樹齢が50年以上のヴィエイユ・ヴィーニュ(vieilles vignes)のぶどうを使用しています。

値段も8,000円前後なので、古樹のブルゴーニュワインを飲んでみたい方には最適です。

ドメーヌ:トロー・ボー(TOLLOT BEAUT)

AOC:ALOXE CORTON

ピノ・ノワール100%

 

ポマール

美しいルビー色、ミネラルに富んだ香りが特徴的のポマールのワインです。

味わいは、力強さと酸味の爽やかがちょうどいいです。

ドメーヌ:オリヴィエ・ルフレーヴ(OLIVIER LEFLAIVE)

AOC:POMMARD

ピノ・ノワール100%

 

ヴォルネイ プルミエ・クリュ サントノ

マトロはムルソーのドメーヌですが、白ワインだけで赤ワインも造っており、評判も良いです。

優雅さと力強さを兼ね備えた味わいを堪能できます!

ドメーヌ:マトロ(MATROT)

AOC:VOLNAY

ピノ・ノワール100%

 

モンテリ プルミエ・クリュ

ピュリニー・モンラッシェの名門ドメーヌが作るモンテリ一級のワインです。

コストパフオーマンスに優れた銘柄ではないでしょうか。

ドメーヌ:オリヴィエ・ルフレーヴ(OLIVIER LEFLAIVE)

AOC:MONTHÉLIE

ピノ・ノワール100%

 

フランソワ・ランプはジヴリのドメーヌで、フランスの有名レストランでも採用されているワインを造っています。

農薬を使わない有機農法でぶどうを栽培している点もフランソワ・ランプの大きな特徴の一つです。

プルミエ・クリュのワイン3つを取り上げてみました。クリュごとの違いをぜひ味わってみてはいかがでしょうか。

>コート・シャロネーズの詳しい解説はこちら

ジヴリ・ルージュ プルミエ・クリュ クロ・デュ・クラ・ロン

ドメーヌ:フランソワ・ランプ(FRANÇOIS LUMPP)

AOC:GIVRY

ピノ・ノワール100%

ジヴリ・ルージュ プルミエ・クリュ ラ・ブリュレ

ドメーヌ:フランソワ・ランプ(FRANÇOIS LUMPP)

AOC:GIVRY

ピノ・ノワール100%

ジヴリ・ルージュ プルミエ・クリュ クローゾ

ドメーヌ:フランソワ・ランプ(FRANÇOIS LUMPP)

AOC:GIVRY

ピノ・ノワール100%

 

10,000〜30,000円

1万円以上するブルゴーニュワインは、主な産地がコート・ドール(コート・ド・ニュイとコート・ド・ボーヌ)になります。

記念日など、特別な日に開けたいワインです!

※年式によって価格が大きく違うので注意が必要です

 

ジュヴレ・シャンベルタン アン・シャン

有名ワイン評論家も評価する造り手によるジュヴレ・シャンベルタンです。

濃厚な果実味は、樹齢の高さを大切にいるからこその味わいです。

ドメーヌ:ジャンテ・パンショ(GEANTET PANSIOT)

AOC:GEVREY CHAMBERTIN

ピノ・ノワール100%

 

シャンボール・ミュジニー プルミエ・クリュ レ・サンティエ

上で既にご紹介したフランソワ・フュエのレ・サンティエ(一級畑)になります。

ピノ・ノワールらしさを十分に楽しめるしっかりとした骨格のワインです。

ドメーヌ:フランソワ・フュエ(FRANÇOIS FEUILLET)

AOC:CHAMBOLLE MUSIGNY

ピノ・ノワール100%

 

ヴォーヌ・ロマネ プルミエ・クリュ レ・ボー・モン

ドメーヌ:ジャン・グリヴォ(JEAN GRIVOT)

AOC:VOSNE ROMANÉE

ピノ・ノワール100%

ヴォーヌ・ロマネ プルミエ・クリュ レ・スショ

ドメーヌ:ルシアン・ル・モワンヌ(LUCIEN LE MOINE)

AOC:VOSNE ROMANÉE

ピノ・ノワール100%

ブルゴーニュの最高峰ワインである「ロマネ・コンティ」や「ラ・ターシュ」と同じ村、ヴォーヌ・ロマネのワイン2銘柄になります。

下のルシアン・ル・モワンヌは1999年に設立された畑を持たない造り手で、数々の有名ドメーヌからワインを購入し熟成させていることで注目を集めています。

 

 

ヴォルネイは、コート・ド・ボーヌの中でポマール、ボーヌと合わせて赤ワインのみが認められている一級畑です。

その中でも繊細で華やかなのがヴォルネイの赤ワインになります。

ヴォルネイ プルミエ・クリュ シュヴレ

ドメーヌ:ニコラ・ロシニョール(NICOLAS ROSSIGNOL)

AOC:VOLNAY

ピノ・ノワール100%

ヴォルネイ プルミエ・クリュ クロ・デ・ザングレ

ドメーヌ:ニコラ・ロシニョール(NICOLAS ROSSIGNOL)

AOC:VOLNAY

ピノ・ノワール100%

 

ボーヌ プルミエ・クリュ クロ・デュ・ロワ

ベリー系や花に加え、少しスパイスを思わせるようなアロマと、強いミネラルと果実味が楽しめる銘柄です。

ちょっと贅沢をしたい時にぴったりな一本だと思います。

ドメーヌ:トロー・ボー(TOLLOT BEAUT)

AOC:BEAUNE

ピノ・ノワール100%

 

30,000円〜

3万円を超える最高級ワインになります。

この価格帯の赤ワインはほとんどコート・ド・ニュイ地区になります。(白ワインの場合、コート・ド・ボーヌが多いです)

グラン・エシェゾー グラン・クリュ

ヴォーヌ・ロマネの特級畑グラン・エシェゾーになります。エシェゾーに比べると面積も狭く、貴重です。

長期熟成させることで、まろやかさ、ミネラル、果実味、酸味のバランスがより素晴らしいものになります。

ドメーヌ:モンジャール・ミュヌレ(MONGEARD MUGNERET)

AOC:GRANDS-ÉCHÉZEAUX

ピノ・ノワール100%

 

シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ グラン・クリュ

前述したルシアン・ル・モワンヌのシャンベルタン・クロ・ド・ベーズになります。

シャンベルタン・クロ・ド・ベーズは単に「シャンベルタン」と名乗ることもでき、ブルゴーニュ地方でも最も歴史のあるクリュの一つです。

ドメーヌ:ルシアン・ル・モワンヌ(LUCIEN LE MOINE)

AOC:CHAMBERTIN CLOS DE BÈZE

ピノ・ノワール100%

 

クロ・ド・ラ・ロッシュ グラン・クリュ キュヴェ

クロ・ド・ラ・ロッシュは、モレ・サン・ドニを代表する特級畑です。

ロッシュとは岩の意味で、その名の通りミネラルを多く含む土壌によって野性味のあるワインが造られています。

ドメーヌ:ポンソ(PONSOT)

AOC:CLOS DE LA ROCHE

ピノ・ノワール100%

 

ラ・グランド・リュ グラン・クリュ

ラ・グランド・リュはラ・ロマネとラ・ターシュの間にある特級畑です。

なんとフランソワ・ラマルシュの単独所有(モノポール)になっているので、ラ・グランド・リュのワインはこちらだけになります!

ドメーヌ:フランソワ・ラマルシュ(FRANÇOIS LAMARCHE)

AOC:LA GRANDE RUE

ピノ・ノワール100%

 

終わりに

ブルゴーニュの赤ワインの紹介はここまでとなります。

ピノ・ノワールだけですが、気候や土壌の違いによってこんなに沢山の銘柄が造られていることに筆者も初めは驚きました。

価格が全体的に高いのがネックですが、美味しい赤ワインを飲みたい時には必ず選択肢に入ってくるのではないでしょうか。

>他の産地の赤ワインについてはこちらよりご覧になれます