ブルゴーニュワインの特徴と選び方は?おすすめの銘柄もご紹介!

ブルゴーニュは、ボルドーと並び最も知名度のあるフランスのワインの産地です。

ブルゴーニュでは様々な種類のワインが作られていますが、赤ワインと白ワインが特に有名です!

一度は名前を聞いたことがあるかもしれない「ロマネ・コンティ」なども実はブルゴーニュのワインです。

目次

用語の解説

ブルゴーニュワインの説明でよく出てくる用語について、簡単な解説になります。

  • AOC:原産地呼称制度のこと(村名、畑名などの表記ができる)
  • ドメーヌ:ワインの生産者、ワイナリーのこと
  • モノポール:クリュを単独で所有しているドメーヌ
  • クリュ:畑の区画のこと
  • グラン・クリュ:ブルゴーニュの最上位のクリュ(特級)
  • プルミエ・クリュ:グラン・クリュに次ぐクリュ(一級)
  • コート・ド・ニュイ:赤ワインの名産地がある地区
  • コート・ドール:コート・ド・ニュイとコート・ド・ボーヌの総称(直訳:黄金の丘)

ブルゴーニュのワインの特徴

ブルゴーニュのワインの大きな特徴は3つです。

  1. 単一品種(ピノ・ノワールやシャルドネ)
  2. ボトルの形状
  3. 畑が格付けされている

ブルゴーニュのワインは基本的に複数種をブレンドせず、一つの品種のみから作ります。

赤ワインの場合、ピノ・ノワールがほとんどで、一部の地域でガメイ使われることがあります。白ワインの場合、シャルドネがほとんどで、稀にアリゴテやソーヴィニヨン・ブランという品種が用いられます。

<ピノ・ノワールの特徴>
濃いルビー色が美しく、ベリー系を連想させる香りがします。酸味・渋みは強すぎず、繊細で上品な味わいになります。
赤ワイン以外にもシャンパンにも使われます。

<シャルドネの特徴>
白ワインの代表的な品種で、ブルゴーニュをはじめカリフォルニアやチリなどでも栽培されています。気候や土壌によって多様な味わいを楽しめます。
冷涼な地域で育てられたものは柑橘系の香りで、程よい酸味と豊かな果実味が特徴です。

ブルゴーニュでは、上の画像のようにボトルの真ん中から上にかけて太くなる形状(なで肩と呼ばれることも)のボトルが採用されています。

ボルドーワインが銘柄によって格付けされているのに対し、ブルゴーニュでは畑(=クリュ)が格付けされています

ブルゴーニュワインの階級区分は次の通りです。

ブルゴーニュのワインのラベルには銘柄名よりもクリュの名称が大きく記載されます。

ブルゴーニュでは、下の図のように一つのクリュに対して複数のドメーヌでそれぞれ土地を持っているケースが多いです。したがって、同じ銘柄名(=クリュの名前)のワインが何種類か存在することになります。

お気に入りのワインを見つけた時は、生産者(=ドメーヌ)の名前も必ずチェックしておきましょう!

ブルゴーニュワインの選び方

  • 価格・予算
  • 地区(村、グラン・クリュ、プルミエ・クリュ)
  • 年(ヴィンテージ)

ブルゴーニュワインは1,000円台から100万円を超えるものもありますので、事前に予算を決めておくことをおすすめします。(この記事では価格帯ごとに分けています)

ブルゴーニュは広い産地になります。それぞれの村(ジュヴレ・シャンベルタン、ヴォーヌ・ロマネ、ムルソー、ピュリニー・モンラッシェなど)の特徴を大まかに把握しておくと選びやすいかと思います。

最後は当たり年についてです。これは他の産地と同様、できの良い年とそうでない年があるので事前にヴィンテージチャートで調べておくと良いでしょう。

ブルゴーニュの代表的な村

  • シャブリ Chablis
  • ジュヴレ・シャンベルタン Gevrey-Chambertin
  • シャンボール・ミュジニー Chambolle-Musigny
  • ヴォーヌ・ロマネ Vosne-Romanée
  • ムルソー Meursault
  • ピュリニー・モンラッシェ Puligny-Montrachet
  • シャサーニュ・モンラッシェ Chassagne-Montrachet

シャブリは白ワインで有名なブルゴーニュ北部の産地です。キリッとした酸味と豊富なミネラルが海鮮料理ととても相性がいいです。

ジュヴレ・シャンベルタンは赤ワインだけが認められており、ブルゴーニュの中でグラン・クリュの数が最も多い村です。

シャンボール・ミュジニーも赤ワインの産地として知られていますが、ミュジニーというグラン・クリュだけは赤と白の両方が認められています。

ヴォーヌ・ロマネは世界で最も高価な赤ワインを生産している村です。ロマネ・コンティをはじめ、ラ・ターシュ、リシュブールなど名だたるグラン・クリュがあります。

ムルソーは赤ワインも造られていますが、白ワインで有名な村です。この村にはグラン・クリュがありません。ムルソーの白ワインは、樽のニュアンスが強めで、芳醇な味わいが特徴的です。

ピュリニー・モンラッシェとシャサーニュ・モンラッシェには合わせて5つのグラン・クリュがあり、白ワインのみが認められています。ピュリニー・モンラッシェはミネラルと酸味がしっかりとしたエレガントな印象、シャサーニュ・モンラッシェはフルーティーで酸味はそこまで強くありません

各産地について詳しくは下記リンクよりご覧下さい

ブルゴーニュの代表的な生産者

ブルゴーニュ地方の代表的な生産者をいくつかピックアップしました。この他にも素晴らしい生産者はたくさんいますので、ぜひ様々なワインにトライしてみて下さい!

  • ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ Domaine de la Romanée Conti(DRC)
  • ルロワ Leroy
  • ルイ・ジャド Louis Jadot
  • ドメーヌ・ルフレーヴ Domaine Leflaive
  • アルマン・ルソー Armand Rousseau
  • クロード・デュガ Claude Dugat
  • フランソワ・ラマルシュ François Lamarche
  • ラモネ Ramonet
  • モンジャール・ミュニュレ Mongeard Mugneret
  • メオ・カミュゼ Meo Camuzet

3,000円以内のブルゴーニュワイン

初めに、3,000円以内のワインをご紹介します。

手が届きやすいので、初めてブルゴーニュのワインを飲む方や、デイリーワインとして気軽に飲める銘柄を探している方に特に最適です。

赤ワイン

ブルゴーニュの赤ワインを初めて飲む方や、デイリーワインとして頻繁に飲みたい方におすすめしたい2つの銘柄です。

トスカニー イタリアワイン専門店
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アンリは300年以上続いている歴史あるドメーヌで、ラベルに描かれているギリシャ神話のワインの神様バッカスが特徴的なルイ・ジャドはブルゴーニュを代表する生産者の一つです。

ブルゴーニュのピノ・ノワールはチーズや肉料理、サラダなどとの相性が良いです!

白ワイン

コストパフォーマンスに優れたブルゴーニュの白ワイン3種類です。

タカムラ ワイン ハウス
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ウィリアム・フェーブルのシャブリは生き生きとした酸味とミネラル感が特徴です。ステンレスの樽を主に使用するため、樽の香りはほとんどなく、スッキリとした口当たりになります。

ルイ・ジャドのブルゴーニュ・シャルドネはニュートラルでありながら上品でバランスの良い味わいを実現しています。フレンチオークの樽の香りも感じられます。

ジョゼフ・ドルーアンのシャルドネではなく、アリゴテを使用した白ワインです。フレッシュな酸味があり、シャルドネよりもさっぱりとした飲みやすい味わいです。

3,000〜10,000円のブルゴーニュワイン

続いて、3,000円以上10,000万円以下のワインです。

決してお手頃とは言えないかもしれませんが、村名やプルミエ・クリュの銘柄が選択肢に入ってきます。

生産地区や生産者による違いを比較検討できる楽しみもあります!

赤ワイン

トロ・ボーの「アロース・コルトン」はヴィエイユ・ヴィーニュ(樹齢平均が50年以上)のブドウを使用しています。ワインは樹齢が高い方が実が少ない分、1つ1つの実に行き渡る栄養が多いため美味しくなると言われています。

↑「ジュヴレ・シャンベルタン」はこちらもルイ・ジャドによる銘柄です。タンニンがしっかりと感じられますが、仕上がりはとてもまろやかな味わいになっています。

↑「ジヴリ・ルージュ プルミエ・クリュ クロ クローゾ」はジヴリを本拠地とするフランソワ・ランプの銘柄で、農薬を使わない有機農法でブドウを栽培しているドメーヌです。

白ワイン

この価格帯の白ワインは料理と合わせるのもいいですが、ワイン単体だけでも十分に楽しめると思っています。

ダニエル・ダンプの「シャブリ プルミエ・クリュ ヴァイヨン」は村名のシャブリに比べると酸味は穏やかで、しっかりとしたミネラル感と果実の味わいが強く感じられます。

↑ルイ・ジャド「 ムルソー」は豊かなアロマ、熟した果実味が堪能できる銘柄です。滑らかで濃いワインが好きな方にはぴったりです。

↑「ピュリニー・モンラッシェ」はこの村に本拠地を構えるオリヴィエ・ルフレーヴの銘柄です。酸、ミネラル、アロマ、果実味、どれもが絶妙なバランスで素晴らしいの一言です!

ドメーヌ・ブラン・ガニャールの「シャサーニュ・モンラッシェ」は村名でありながらもプルミエ・クリュのぶどうも使用しており、ゴールドの色調、ミネラル感と樽のニュアンスがとても上品です。

高級ブルゴーニュワイン

10,000円を超える高級なブルゴーニュワインです。プルミエ・クリュ、グラン・クリュがメインになってきます。

赤ワイン

↑クロ・ド・ラ・ロッシュは、モレ・サン・ドニを代表するグラン・クリュです。ロッシュとは岩の意味で、その名の通りミネラルを多く含む土壌によって野性味のあるワインが造られています。生産者はポンソです。

↑ヴォーヌ・ロマネのグラン・クリュであるグラン・エシェゾーです。エシェゾーに比べると面積も狭く、貴重です。長期熟成させることで、まろやかさ、ミネラル、果実味、酸味のバランスがより素晴らしいものになります。生産者はモンジャール・ミュニュレです。

↑ラ・グランド・リュはラ・ロマネとラ・ターシュの間にあるグラン・クリュです。フランソワ・ラマルシュの単独所有(モノポール)になっているので、ラ・グランド・リュのワインはこちらだけになります!

白ワイン

↑「ビアンヴニュ・バタール・モンラッシェ」は、モンラッシェの名門ルフレーヴの銘柄です。ビアンヴニュはフランス語で「ようこそ」という意味で、バタール・モンラッシェよりも女性的なワインが多いと言われるグラン・クリュです。

↑モンラッシェはピュリニー・モンラッシェ村とシャサーニュ・モンラッシェ村にまたがっているブルゴーニュの白ワインの最高峰のグラン・クリュの一つです。こちらの銘柄の生産者はエティエンヌ・ソーゼです。

終わりに

ブルゴーニュのワインの紹介はここまでとなります。

ピノ・ノワールやシャルドネのみで、気候や土壌の違いによってこんなに沢山の銘柄が造られていることに筆者も初めは驚きました。

価格が全体的に高いのがネックですが、美味しいワインを飲みたい時には必ず選択肢に入ってくるのではないでしょうか。

 
 
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