2022年に出張とFOP2倍キャンペーンの開催のおかげでJALの上級会員制度に加入した筆者が、JALグローバルクラブのメリット・デメリットについて思うところを書いていきます。
※あくまで個人の感想ですので、JALグローバルクラブの取得を目指すかどうかはご自身でご判断下さい
>ANAの上級会員「スーパーフライヤーズ(SFC)」についてはこちら!
JALグローバルクラブとは?
JALグローバルクラブとは、専用のクレジットカードを発行することによって、JALでの上級会員がそのクレジットカードを解約しない限り維持することが可能な制度です。(途中で規約の変更や特典内容の変更が生じる可能性は十分にあります)
通常、上級会員は達成した翌々年の3月で失効してしまいます。(例:2020年8月に上級会員になったとしたら、2022年の3月まで)
この制度をJAL GLOBAL CLUBの頭文字を取って、JGCと呼ばれることが多いです。(ANAにも同様の制度「ANAスーパーフライヤーズカード(略してSFC)」があります)
JALグローバルクラブの入会条件

JGCに入会するには、JGCに変更可能なJALカードを発行した上で、JALサファイア会員にならなればなりません。
JALサファイア会員になるための条件は、次のどちらかをクリアする必要があります!
① Flyon Pointを50,000貯める
② JAL便に50回以上搭乗する
これらの条件は、どちらもその年の1月1日から12月31日の1年の間に達成しなければなりません。
Flyon Point(FOP)について

JALにはFlyon Point(FOP)と呼ばれるマイルとはまた異なるステータス専用のポイントがあります。このFOPは距離と購入した航空券の料金種別によって変動します。
例えば、羽田→那覇までの普通席航空券を特便割引21で購入した場合、片道で1,876FOP貯まりますが、ウルトラ先特の場合は1,476FOPとなります。
また、普通席ではクラスJを利用した場合は、特便割引21で2,076FOP、ウルトラ先特では1,672FOP貯まることになります。
FOPは飛行距離×座席の種類×航空券の料金種別で決まる
※マイルを使用した特典航空券ではFOPは貯まらない
FOPはJALのサイトから調べることができます!
JGCの特典とメリット
① 専用チェックインカウンターの利用が可能
② サクララウンジの利用が可能(会員本人+同伴1名)
③ フライトボーナスマイル
④ 手荷物優先受取と許容量の優遇
⑤ 飛行機への優先搭乗(会員本人のみ)
⑥ JGC専用予約デスク
⑦ ワンワールドアライアンスのサファイアステータス
JGC会員になると、専用カウンターでチェックイン及び専用の保安検査レーンが使用できます。空港混雑時には便利で、そのままサクララウンジに行けるようになっています。
国内線のサクララウンジではソフトドリンクやビールなどのアルコール、煎餅などが無料で提供されています。国際の場合、カレーやそばなどの軽食の用意もあります。
ワンワールドアライアンスに加盟している航空会社に搭乗する際にも、サファイアステータスであればほぼ同じようなサービスを受けることができます!
ワンワールドアライアンス加盟航空会社:アメリカン航空、キャセイパシフィック航空、カタール航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、カンタス航空など
JGCのデメリット
JGCのデメリットもご紹介します。
① JGCを維持するのにクレジットカードの年会費がかかる
② 家族カードの年会費割引(JGCではない普通のJALカードなら割引あり)
③ 会員本人しか利用できないサービスが多いので団体旅行には不向き
④ JGCの特典の内容が今後変更になるリスクがある
⑤ JGCを取得するのにそもそもお金と時間が必要
JGCを維持するにはクレジットカードを保有し続けなければならないため、最低でも年会費11,000円(税込)がかかります。
家族カードを発行することでJGC家族会員にすることができますが、その場合は一人あたり一人分の年会費が追加されます。普通のJALカードの家族カードは年会費は本会員よりも安くなりますが、JGCの場合そのような制度はありません。
会員本人のみのサービスが多く、サクララウンジも同伴は1名まで無料なので団体で旅行する機会が多い方はその特典を活かしきれなしい可能性があります。
効率よくJGCを取得するには?

JGCの取得を考えているのであれば、事前にJALカードの作成は必須です!
理由としては、JALカードを保有していると初回搭乗時に5,000FOPが貰えます。有者にはボーナスマイルも付与されます。
また、せっかくステータスがサファイア会員になれたのに、いざJGCカードを発行しようとしたら審査落ちしたという最悪の事態も回避することができます。
29歳以下の方には、追加で年会費が5,500円かかりますが、20代限定のCLUB ESTへの加入を強くお勧めします!初回搭乗時に上記の5,000FOPに追加で2,000FOPが貰えます。また、ステータスがなくても年間5回までサクララウンジを利用できる特典も付いています。
出張などで新幹線を利用する機会の多い方はJALカードSuicaも検討してみて下さい。えきねっとの利用やモバイルSuicaへのチャージでJRE Pointも溜めることができます!
まとめ
① JALカードの作成は必須
② 20代の人はCLUB ESTへの加入を!
③ 1月~12月までの間に50,000FOPを貯めることが条件(あるいはJAL便に搭乗50回)
④ FOPの計算は行き先、座席種類、料金種別で決まる
⑤ サファイア会員になったら有効期限が過ぎる前にJGCへの切り替えが必要
最後に、JGCを取得を考えている人のために大事なポイントをまとめておきましたので、ぜひご参考にして下さい!