ワイン

【ワインの知識】イタリア中部の解説!

 

 

イタリア北部に続いて、イタリア中部の解説になります。

北のピエモンテ州と並んで、イタリアの代表的なワインの産地トスカーナ州があります。

フィレンツェやローマなど、観光産業においても重要な都市があるのもイタリア中部です。

それでは早速解説に入っていきます!

 

イタリア中部の概要

イタリア中部は6つの州で構成されます。

  1. トスカーナ州(Toscana)
  2. ラツィオ州(Lazio)
  3. ウンブリア州(Umbria)
  4. マルケ州(Marche)
  5. アブルッツォ州(Abruzzo)
  6. モリーゼ州(Molise)

トスカーナ州

トスカーナ州の州都は、赤いレンガの屋根の景観が特徴的な芸術の町フィレンツェです。

赤ワインが全体の8割強を占めるトスカーナ州ですが、実は世界で初めて原産地呼称制度を導入しました。1716年のことです。

トスカーナ州で主に栽培されているぶどうの品種です。

<黒ぶどう>

  • サンジョヴェーゼ
  • カナイオーロ・ネーロ

<白ぶどう>

  • ヴェルナッチャ
  • マルヴォジア・ビアンカ
  • トレッビアーノ

 

主なD.O.C.G.

トスカーナ州の主要D.O.C.G.は11個あります。

  1. ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ(白)
  2. ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ(赤)
  3. カルミニャーノ(赤)
  4. キャンティ(赤)
  5. キャンティ・クラシコ(赤)
  6. モンテクッコ・サンジョヴェーゼ(赤)
  7. モレッリーノ・ディ・スカンサーノ(赤)
  8. ヴァル・ディ・コルニア・ロッソ(赤)
  9. スヴェレート(赤)
  10. ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチャーノ(赤)
  11. エルバ・アレアティコ・パッシート(赤甘)

ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノはトスカーナ州で唯一白ワイン(白のみ)を生産可能なD.O.C.G.です。

キャンティ・クラシコはフィレンツェの南東に広がる丘陵帯で、この一体を「キャンティ」と呼ばれています。キャンティの生産地域が広がったため、キャンティとは区別するために「キャンティ・クラシコ」と呼ぶようになりました。

モレッリーノ・ディ・スカンサーノではサンジョヴェーゼのことを「モレッリーノ」と呼んでいます。

エルバ・アレアティコ・パッシートでは、アレアティコという品種で甘口の赤ワインを生産しています。

他のD.O.C.Gは、サンジョヴェーゼ100%、あるいはサンジョヴェーゼ主体の赤ワインになっています。

そして、下記3つがトスカーナ州の主なD.O.C.になります。

  • ボルゲリ(赤・白・ロゼ)
  • ポミーノ(赤・白)
  • ボルゲリ・サッカシア(赤)

 

ラツィオ州

ラツィオ州はイタリアの首都ローマがある州です。(写真はローマ市内にあるバチカン市国のサンピエトロ大聖堂)

主なD.O.C.G.は3つ、D.O.C.は2つです。

主なD.O.C.G.

  1. カンネッリーノ・ディ・フラスカーティ(白甘)
  2. フラスカーティ・スペリオーレ(白)
  3. チェザネーゼ・デル・ピリオ(赤)

カンネッリーノ・ディ・フラスカーティは甘口の白ワインを生産していますが、この地域ではドルチェとは言わずカンネッリーノと言います

ラツィオ州の主なD.O.C.は2つです。

  • エスト!エスト!!エスト!!!ディ・モンテフィアスコーネ(白)
  • フラスカーティ(白)

エスト!エスト!!〜は決してふざけている訳ではなく、正式名称です。

どちらも白ワイン(発泡もあり)のみが認められています。

 

ウンブリア州

ウンブリア州は内陸に位置し、イタリア中部では唯一海に面していない州になります。州都はペルージャです。

主なD.O.C.G.

  1. モンテファルコ・サグランティーノ(赤)
  2. トルジャーノ・ロッソ・リゼルヴァ(赤)

モンテファルコ・サグランティーノはサグランティーノという品種を使った赤ワインになります。

トルジャーノ・ロッソ・リゼルヴァはサンジョヴェーゼ主体です。

 

マルケ州

マルケ州はアドリア海に面した州で赤、白どちらも生産されています。トリュフの名産地として知られています。

主なD.O.C.G.

  1. カステッリ・ディ・イエージ・ヴェルディッキオ・リゼルヴァ(白)
  2. コーネロ(赤)
  3. オッフィーダ(赤・白)
  4. ヴェルディッキオ・ディ・マテリカ・リゼルヴァ(白)
  5. ヴェルディッキオ・ディ・セッラペトローナ(赤泡)

 

アブルッツォ州

アブルッツォ州はマルケ州の南に位置する州です。

主なD.O.C.G.

  1. モンテプルチャーノ・ダブルッツォ・コッリーネ・テラマーネ(赤)

D.O.C.G.はこの一つだけで、モンテプルチャーノ主体の赤ワインです。

D.O.C.は下記の2つです。

  • モンテプルチャーノ・ダブルッツォ(赤)
  • トレッビアーノ・ダブルッツォ(白)

 

モリーゼ州には特筆すべきD.O.C.G(D.O.C.)はありません。

以上、イタリア中部の解説でした。次回はイタリア最終回の南部になります!