ワイン

【ワインの知識】イタリア南部の解説!

 

 

イタリア最終回は南部です。

典型的な地中海性気候で、食文化などはイタリア北部と大きく異なります。

それでは早速、イタリア南部のワインについて見ていきましょう!

 

イタリア南部の概要

イタリア南部は6つの州(島を含めて)で構成されます。

  1. カンパーニア州(Campania)
  2. バジリカータ州(Basilicata)
  3. プーリア州(Puglia)
  4. カラブリア州(Calabria)
  5. シチリア州(Sicilia)
  6. サルデーニャ州(Sardegna)

 

カンパニア州

カンパニア州はピザで有名なナポリが州都です。

アリアニコという品種を用いた赤ワイン、フィアーノを用いた白ワインを主に生産しています。

主なD.O.C.G.

  1. アリアニコ・デル・ダブルノ(赤・ロゼ)
  2. タウラージ(赤)
  3. フィアーノ・ディ・アヴェッリーノ(白・白泡)
  4. グレーコ・ディ・トゥーフォ(白・白泡)

グレーコ・ディ・トゥーフォのトゥーフォは火山の灰が凝固した土壌です。ロワールで登場した石灰質の土壌トゥファと名前は似ていますが異なるものです!

アリアニコ・デル・ダブルノ、タウラージはどちらもアリアニコが主体です。

 

バジリカータ州

バジリカータ州は、州の多くが山脈で起伏が激しいためワインの生産量は少ないです。

D.O.C.G.は一つしかありません。アリアニコ主体の赤ワインが認められています。

  1. アリアニコ・デル・ヴルトゥレ・スペリオーレ(赤)

 

プーリア州

プーリア州は北部のヴェネトと州と並んで、ワインの生産量が多い州です。特に赤ワインが多いです。

主なD.O.C.G.

  1. カステル・デル・モンテ・ボンビーノ・ネーロ(ロゼ)
  2. カステル・デル・モンテ・ネーロ・ディ・トロイア・リゼルヴァ(赤)
  3. カステル・デル・モンテ・ロッソ・リゼルヴァ(赤)
  4. プリミティーヴォ・ディ・マンドゥリア・ドルチェ・ナトゥラーレ(赤甘)

①は、ボンビーノ・ネーロという品種を使ったロゼワインになります。

②③は、ネーロ・ディ・トロイアという品種をメインに使った赤ワインです。

④は、プリミティーヴォの甘口の赤ワインになりますが、プリミティーヴォはカリフォルニアのジンファンデルと同じ品種になります。

 

主なD.O.C.は下記の通りです。

  • プリミティーヴォ・ディ・マンドゥリア(赤)

プリミティーヴォの赤ワインになります。(甘口ではありません)

 

カラブリア州

カラブリア州はイタリア半島の最南端に位置します。

こちらにはD.O.C.G.はありません。主なD.O.C.も次の一つです。

  • チロ(赤・白・ロゼ)

赤・白・ロゼが認められており、赤とロゼはガリオッポ、白はグレーコ・ビアンコという品種を使用します。

 

シチリア州

シチリア州は地中海で最大の島であると同時にイタリアで最大面積を誇る州でもあります。

日本ではレモンのイメージが強いかもしれません。

主なD.O.C.G.

  1. チェラスオーロ・ディ・ヴィットリア(赤)

ネーロ・ダヴォラという品種を主体の赤ワインです。

 

主なD.O.C.になります。

  • マルサーラ(赤・白)

マルサーラは酒精強化ワインです。熟成度合いによって3つに分類されます。

 

サルデーニャ州

サルデーニャ州はフランスのコルシカ島のすぐ南にある大きな島です。

イタリア本土とは異なる固有品種によるワインが特徴的です。

主なD.O.C.G.

  1. ヴェルメンティーノ・ディ・カッルーラ(白)

ヴェルメンティーノ主体の白ワインです。少ないですが発泡のワインもあります。

 

主なD.O.C.になります。

  • ヴェルナッチャ・ディ・オリスターノ(白)

ヴェルナッチャ・ディ・オリスターノという品種を用いて、酸化熟成させた白ワインです。スペインのシェリー酒と似た造り方です。

 

長かったと思いますが、以上でイタリアは終了です。

フランスと並んで重要なワインの生産国なので、しっかり覚えればワイン選びが楽しくなること間違いなしです!