フランスのワインの特徴は?選び方とおすすめの銘柄も解説!

ワインと言えばフランスが思いつく人も多いのではないでしょうか。フランスと言ってもワインの生産地はいくつもあり、ボルドーやブルゴーニュなど広く知られている産地からそうでもない産地もあります。

この記事では、ワインショップ等のフランスのコーナーに並んでいるワインの特徴をある程度把握できるようになることを目的にしています。

抑えるべきポイントはどのようなワイン(赤・白・スパークリング)で有名なのか、可能であれば主に使われているブドウの品種も知っておくと役に立ちます!

目次

フランスワインの特徴は?

  • 原産地呼称保護制度(AOC)がある
  • 赤、白の他、ロゼ、スパークリング、甘口など多様なワインがある
  • 価格はやや高め

フランスではワインを原産地呼称保護制度(Appellation d’Origine Contrôlée)と呼べられる制度に基づいて、各産地で栽培できる品種や醸造方法などが細かく管理されています。

それぞれの産地で定められた条件を満たさないワインについては、たとえその産地で造られたワインであっても産地の名前をボトルに記載することができません。

フランスワインは長い歴史を誇り、ボルドーやブルゴーニュ、シャンパーニュなど特に著名な産地は既にブランドが確立されているため、値段がやや高い傾向にあります。

>ネットでワインを買うならどのショップがおすすめ?

フランスのワインの産地とは?

  1. シャンパーニュ地方 Champagne
  2. アルザス地方 Alsace
  3. ロワール地方 Loire
  4. ブルゴーニュ地方 Bourgogne
  5. ボルドー地方 Bordeaux
  6. ローヌ地方 Rhône
  7. プロヴァンス地方 Provence
  8. 南西地方 Sud-Ouest

フランスのワインの代表的な産地を北から順に並べてものになります。

シャンパーニュ、ボルドー、ブルゴーニュはワインに詳しくない方でも聞いたことはあるのではないでしょうか。

シャンパーニュ地方 Champagne

シャンパンで知られるシャンパーニュ地方については、リンクの別下記ページで詳しく解説しています。

スパークリングワインで有名な産地ですが、実は赤やロゼワインも造られています。

>5,000円以下!?お手頃なシャンパンの銘柄は?

ブルゴーニュ地方 Bourgogne

世界的に高い人気を誇る赤ワイン・白ワインの名産地ブルゴーニュ地方については、リンクの別ページで詳しく解説しています。

赤ワインはピノ・ノワール、白ワインはシャルドネという品種を用いることがほとんどです。

ブルゴーニュの名は広く知られていますが、その生産量はボルドーに比べると少ないのです。

>ブルゴーニュワインの特徴と選び方

ボルドー地方 Bordeaux

赤ワインが特に有名なボルドー地方は、甘口の貴腐ワインの名産地でもあります。

複数の格付けが存在し、高い人気を誇る銘柄がたくさんあります。

詳しくはリンクより別ページをご覧下さい。

>ボルドーワインの特徴と選び方

アルザス地方 Alsace

  • 白ワインとスパークリングワインが特に有名
  • 主なブドウの品種:リースリングゲヴュルツトラミネール、ピノ・グリ、ミュスカ

アルザスはフランスの東部に位置する産地です。ドイツと隣接しているため、街並みや食文化にはドイツの影響が見受けられます。

アルザスでは赤、白(甘口あり)、ロゼ、スパークリングワインが生産されています。その中でも有名なのが白ワインとスパークリングワインです。

白ワインの主要ブドウ品種は4つあります。その中でも特にメジャーなのがリースリングとゲヴュルツトラミネールです。

リースリングは花のような香りで、強い酸味の中に甘味を感じることができるのが特徴です。様々な料理に合わせやすい白ワインだと思います。

一方、ゲヴュルツトラミネールはライチを彷彿とさせる香りで、苦味やスパイシーさが感じられる味わいになっています。独特なので、好き嫌いが分かれるのではないかと思います。

この地方のスパークリングワインである「クレマン・ダルザス」は、フランス国内で最も消費量の多いスパークリングワインとなっています。

>アルザス地方についてさらに詳しく知りたい方はこちら

ファミーユ・ヒューゲルよりも少し前の1626年に創業したトリンバック(Trimbach)は、アルザスの中でも特に知られた生産者です。

筆者はこちらのリースリングと、この後ご紹介するゲヴュルツトラミネール、どちらも飲んだことがあります。

花の香り、爽やかな酸味と甘味が感じられ、まさにリースリングらしい味わいを楽しめます。

初めてリースリングを試す方に最適だと思います!

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先ほどご紹介したトリンバックのゲヴュルツトラミネールです。

ライチに少しハーブを混ぜたような香り、酸味、苦味、スパイシーさのバランスが取れた味わいはまさにゲヴュルツトラミネールの特徴を堪能できます。

ヴュルツトラミネールにトライしたことない方にぜひおすすめしたい銘柄です!

ロワール地方 Loire

  • 白ワインが特に有名
  • 主なブドウの品種:ソーヴィニヨン・ブランミュスカデシュナン・ブラン

ロワール地方はフランスのちょうど中央を流れるロワール川沿いに位置する広い産地です。ロワール川はフランスで最も長い河川で、その渓谷には多数の城が残っており世界遺産にも登録されています。

白ワインの産地として特に有名ですが、広域ゆえに赤・ロゼ・スパークリング・甘口など多様なワインが造られています。また、オーガニックワインも多い産地です。

ロワールの中でも有名なのがサンセール(Sancerre)プイイ・フュメ(Pouilly-Fumé)です。

ブドウの品種は、内陸部ではソーヴィニヨン・ブラン、河口に近いエリアではミュスカデ、中間部ではシュナン・ブランが主体となっています。

ミュスカデはシュール・リー(Sur Lie)という製法を用いることが多いです。ブドウ果汁を発酵させた際に生じる澱は通常すぐに取り除いてしまいますが、シュル・リーでは澱に一定期間さらしておくことで澱から旨み成分が溶け出します。ミュスカデや甲州など、ブドウの果実感があまり強くない品種で用いられる製法になります。

>ロワール地方についてさらに詳しく知りたい方はこちら

ソーヴィニヨン・ブランらしい爽やかさが楽しめる一本です。

値段もお手頃で、ロワール地方のソーヴィニヨン・ブランを試してみたい方にもおすすめです!

農薬等を使わない自然な環境でぶどうを栽培しているのもポイントです。

シュル・リー製法で造られたロワールのミュスカデです。ヴィエイユ・ヴィーニュとは樹齢の高い古樹のことです。

1,500円前後で楽しめるミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌは、お寿司や焼き魚などのさっぱりとした料理と相性が良いです!

ロワールを原産とするシュナン・ブランを使用したトゥーレーヌの銘柄です。

蜂蜜のような甘い香り、シュナン・ブランのしっかりとした酸味を感じられるワインになっています。

こちらもナチュラルワインです。

ローヌ地方 Rhône

ローヌはフランス南部に位置するワインの産地です。ローヌ川沿いの谷の斜面にブドウ畑が広がっており、広大なエリアのため北ローヌと南ローヌに分けることが多いです。

北ローヌは赤ワインが中心で、南ローヌは赤・白のほかロゼワインも有名です。ブドウの品種もまた少し変わってきます。

  • 北ローヌ:赤ワインが特に有名で、代表的な品種はシラー
  • 南ローヌ:赤・白・ロゼと多様で、品種はグルナッシュなどが有名

北ローヌはシラーを使った赤ワインが特に知られており、濃厚かつスパイシーな味わいになっています。

北ローヌの中で有名な産地はコート・ロティ(Côte-Rotie)エルミタージュ(Hermitage)です。

一方の南ローヌでは多様なワインが造られています。その中でも著名な産地がシャトーヌフ・デュ・パプ(Châteauneuf du Pape)やロゼワインのタヴェル(Tavel)です。

>ローヌ地方についてさらに詳しく知りたい方はこちら

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シラー主体の赤ワインで、生産者はギガルになります。(ローヌ地方では有名な生産者の一つです)

2,000円前後とコストパフォーマンスに優れ、ローヌのワインに初めてトライする方や、シラーの濃厚なデイリーワインをお探しの方に大変オススメです!

プロヴァンス地方 Provence

  • ロゼワインが特に有名
  • 多様な品種を栽培

プロヴァンス地方は地中海に面するフランスを代表するリゾート地になります。多種多様な品種を栽培していますが、ロゼワインの生産量が特に多いです。

ロゼワインは日本でこそ消費量が少ないですが、肉、魚、野菜など様々な料理に合わせやすいため近年注目が高まっています。

>プロヴァンス地方の詳しい解説はこちら

南西地方

南西地方(仏語:シュド・ウエスト)は、ボルドー地方の南からスペインの国境付近にまで及ぶ広大なワインの産地です。

フランスの生産地の中では知名度はそれほど高くないかもしれませんが、多種多様なワインを生産しているエリアになります。

その中で特に有名な産地がカオール(Cahors)です。マルベックという品種を使用した深い色調の赤ワインです。

南西地方の詳しい解説はこちら

以上がフランスを代表する8つのワインの産地になります。

各生産地でキャラクターの全く違うワインを生産しているので、色々試しながら自分の好みの傾向を掴むのがいいでしょう!

>ワインを開栓するのに便利なオープナー「ル・クルーゼ」の特徴

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tori
フランス出身。ワインと旅行が大好きな20代。
昨年スクールに通ってワインエキスパートを取得し、現在はWSET Level3を勉強中。

仏検準1級
JSAワインエキスパート
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