ニュージーランドは南半球、太平洋に浮かぶ島国です。19世紀ごろよりのブドウの栽培を始め、現在ではニューワールドワインの代表的な生産国の一つとなっています。
ソムリエ・ワインエキスパート試験では個人的には点が取りやすい範囲だと思います。
ニュージランドの概要
ニュージーランドは、オーストラリアの南東に位置します。2つの大きな島で構成され、首都はウェリントンです。
代表的な品種をメインに栽培していますが、中でもソーヴィニヨン・ブランが最も多く、全体の7割以上を占めています。。
また、ニュージーランドで生産されるワインのほとんどが、スクリューキャップのボトルになります。
南北に長い国であるが故に、亜熱帯、半大陸性など、地域によって気候が異なります。
主なブドウの品種
ニュージーランドで栽培されている主要品種です。
どれもメジャーな品種で、ローカルなものはありません。白ブドウはソーヴィニヨン・ブラン、黒ブドウはピノ・ノワールが最も多いです。
<白ブドウの品種>
- ソーヴィニヨン・ブラン
- シャルドネ
- ピノ・グリ
- リースリング
<赤ブドウの品種>
- ピノ・ノワール
- メルロ
- シラー
- カベルネ・ソーヴィニヨン
原産地呼称制度
ニュージーランドの原産地呼称制度は、例外なく85%ルールになります。
産地、収穫年、ブドウ品種の3つの項目が対象です。
2017年7月より地理的表示が開始され、現在17つの生産地が登録されています。
主な産地
ニュージーランドの主な産地は18箇所あります。
ノース・カンタベリーは現在登録を申請している最中なので、GI登録されている生産地は17箇所です。
<北島>
- ノースランド(Northland)
- オークランド(Auckland)
- マタカナ(Matakana)
- クメウ(Kumeu)
- ワイヘケ・アイランド(Waiheke Island)
- ギズボーン(Gisborne)
- ホークス・ベイ(Hawke’s Bay)
- セントラル・ホークス・ベイ(Central Hawke’s Bay)
- ワイララパ(Wairarapa)
- グラッドストーン(Gradstone)
- マーティンボロー(Martinborough)
<南島>
- マールボロ(Marlborough)
- ネルソン(Nelson)
- カンタベリー(Canterbury)
- ノース・カンタベリー(North Canterbury)
- ワイパラ・ヴァレー(Waipara Valley)
- ワイタキ・ヴァレー・ノース・オタゴ(Waitaki Valley North otago)
- セントラル・オタゴ(Central Otago)

マールボロがニュージランドで最大の栽培面積を誇り、国内の産地の約7割に相当します。
そして、マールボロで栽培されるブドウの8割がソーヴィニヨン・ブランです。
ニュージーランド最南の産地はセントラル・アタゴです。一方、最北はノースランドになります。
>ネットでワインを探すならどこ?オススメのショップとそれぞれの特徴について
学習のポイント
- ニュージーランドで最大栽培面積を誇る品種は?
- ニュージーランドで栽培面積が最も広い産地は?
- ニュージーランドのワインの表記に関するルールは何%以上か?
- ニュージーランドで最南の産地は?
解答
- ソーヴィニヨン・ブラン
- マールボロ
- 85%
- セントラル・オタゴ