Excelは、VBAも含めると使い方次第で業務の効率を大幅に改善してくれるツールなので得意になっといて損はありません。
しかし、学習のための本を買おうとした際には、Excelに関する本がたくさん出ていてどれを選ぶできか迷う人も多いようです。
そこで、この記事では、数ある本の中から本当におすすめできるExcelの本を厳選してご紹介します!
WordやPowerpointの本を探している方は下記のリンクからご覧になれます。
Excelの本の正しい選び方
Excelの本を選ぶ際のポイントは、レベルと目的の2つです。
レベルで選ぶ
Excelの習熟度によって選ぶべき本は変わってきます。特にこれからExcelに触れる初心者と、Excelの基本的な操作はマスターしている人では本に期待する内容が違ってきます。
初心者の人には「できるYouTuber式 Excel 現場の教科書(「本×動画」で学ぶ新しい独習~180万回再生の実績! )」のように、動画やイラストが豊富な本にすることで、まだイメージのしにくい実際の作業手順などを正確に知ることができます。
一方、Excelの基本操作は身に付いていて、そこからさらにステップアップしたい人には「Excel 最強の教科書[完全版]」のように広範囲を網羅している一冊がおすすめです。
目的で選ぶ
Excelを使用する目的(業務内容)で選ぶのも一つの手段です。
Excelの活用は、資料を作成する以外にも、商品管理などのマスタデータ、ファイナンスや経理業務、見積書や請求書などの書類の作成など多岐に渡ります。
どの業務で利用するのかによって求められるスキルが異なりますので、ご自身の業務に役立ちそうな本を選ぶことも大切です。
Excelおすすめの本6冊
Excel 最強の教科書
『Excel 最強の教科書』は筆者もお世話になった一冊です!2018年の年間及び2019年の上半期、書店で最も売れたExcel関連の本で、Amazonでもベストセラーになっています!(Kinlde版はこちら)
販売部数はなんと55万部を突破しています!
- 関数やショートカットだけでなく、良い資料を作るテクニックなども記載
- カラーページで読みやすい
- 脱初心者・中級者向け
- サンプルファイルも付いている
Excelの本で多い関数やショートカットキーの説明だけでなく、表やグラフなどの見やすい資料作りについても触れているのが本書です。(印刷方法についても詳しく載っています)
内容は全くの初心者向けというよりは、Excelの基礎は既に身に付いていて、さらに仕事で活用したい人向けです。
最新のバージョン(Excel 2021/2019やMicrosoft 365)に対応した2nd editionが発売されました!
できるYouTuber式 Excel 現場の教科書
実務に沿ってExcelを役立てたい、上達したい方には『できるYoutuber式 Excel 現場の教科書』が一番おすすめです!(Kindle版はこちら)
- 本とYouTubeの動画の2つの解説が見れる
- 実務で使える実践的な内容(データの入力、出力、共有など)
- ミスを減らす方法・効率化の2つを重視した内容
この本の著者は現在YouTuberとして活動しており、本とYouTube動画の両方を活用してスキルアップできるのが最大の魅力です。映像で観る方が覚えやすい人も多いのではないでしょうか。
また、大手の総合商社で財務・投資プロジェクトを担当されていた経験から培ったExcelのスキルが満載です。
ミスを減らすこと・スピードアップの2つを軸に、かなり実用的な一冊となっております!
仕事の効率を改善したい人は読んでみる価値があると思います。
Excelパワーピボット 7つのステップでデータ集計・分析を「自動化」する本
Excel上でデータを取り扱う人にぜひ読んでいただきたいのが「Excelパワーピボット 7つのステップでデータ集計・分析を「自動化」する本」になります。
- パワーピボットに特化している
- マクロ・VBAが不要
- サンプルファイルあり
パワーピボットについて詳しく記述している本は少なく、データの集計・分析を自動化するにあたってマクロ(VBA)の知識を使用しないので多くの人に刺さるかと思います。
サンプルのファイルも付いているので、実際に手を動かしながらスキルを習得することができます。
業務改善コンサルタントの現場経験を一冊に凝縮した Excel実践の授業
Excelを利用した業務効率化を支援する会社の代表の方が執筆されています。(Kindleはこちら)
- ショートカットキーをマスターできる
- マクロ・VBAの説明が充実している
- サンプルがダウンロードできるのでそのまま使える
- オールカラーで見やすい構成
- 手で押さえなくてもページが閉じない設計
本書の後半は、マクロ・VBA中心の内容となっていますので、作業を自動化するのに特化した一冊です。
デザイン面に関しては、本全体を通してオールカラーになってます。
それに加えて、どのページでも本の真ん中で折れるように設計されているので非常に読みやすいです。本を押さえながらPC作業すると効率が格段と落ちるので、そこを考えて作られているのはありがたいです!
サンプルのフォーマットをダウンロードでき、一から自分で作成する手間が省けるのも嬉しいポイントです。
大人気YouTuber方式 Excel&Wordの必須スキルが見るだけで身につく本
続く、こちらもYouTuberの方が執筆されている本になります。(Kindleはこちら)
- 本と動画の両方を活用できる
- Excel・Wordが一冊になっている
- 初心者向け
ExcelとWord両方の知識をこの一冊で身に付けることができます。
上でご紹介した『できるYoutuber式 Excel 現場の教科書』に比べると、こちらの方が初歩的な内容になっております。
一つ一つ丁寧に説明されているので、Excel&Wordの初心者にはぴったりです!
できるイラストで学ぶ入社1年目のExcel VBA
これからVBAを始めたい方に向けておすすめしたいのが「できるイラストで学ぶ入社1年目のExcel VBA」です。
Excelの業務効率を大きく改善する場合にVBAは必須ですが、VBAを書ける人はだいぶ限られてくるのが現状ではないでしょうか。
Excelそのものの使い方の説明はほとんど載っておりませんのでご注意下さい。
本を買う前の注意点
エクセルの本を購入する前に注意したいことを載せておきます。一度ご確認することをオススメします!
- エクセルのバージョンによって操作方法や機能が異なる
- 多くの本はWindows用で書かれているので、Macではショートカットキーが異なる
本でのエクセルの学習のメリットは、読みながらエクセルを操作できる、作成したい書類の例が載っていたりするのでアウトプットをイメージしやすいことです。
また、マクロの考え方を基礎から学ぶことができます。大幅な業務効率の改善、プログラミングに興味がある人はトライしてみると面白いと思います!
最後に
GoogleスプレッドシートはExcelとほぼ同様の機能で、複数人で同時に開いて編集することが可能です。社内で情報を共有するのにとても便利です!
しかし、たくさん出版されているExcelの本とは違って、Googleスプレッドシートに関する本は少なめです。
その中でスプレッドシート初心者におすすめなのが『できるYouTuber式 Googleスプレッドシート 現場の教科書』です!
>スプレッドシートの基本的な使い方はこちらで解説しています!
GoogleスプレッドシートではGoogle Apps Script(GAS)を使って、ExcelのVBAのようにコードを記述することで作業を自動化することができます。
>Google Apps Script(GAS)が学べる本についてはこちら