Excelは、VBAも含めると使い方次第で業務の効率を大幅に改善してくれるツールなので得意になっといて損はありません。
しかし、学習のための本を買おうとした際には、Excelに関する本がたくさん出ていてどれを選ぶできか迷う人も多いようです。この記事では数ある本の中から本当におすすめできるExcelの本を厳選してご紹介します!
Excelの学習本はレベル×目的で選ぶ
Excelの習熟度によって選ぶべき本は変わってきます。特にこれからExcelに触れる初心者と、Excelの基本的な操作はマスターしている人では本に期待する内容が違ってきます。
初心者の人には「できるYouTuber式 Excel 現場の教科書(「本×動画」で学ぶ新しい独習~180万回再生の実績! )」のように、動画やイラストが豊富な本にすることで、まだイメージのしにくい実際の作業手順などを正確に知ることができます。
一方、Excelの基本操作は身に付いていて、そこからさらにステップアップしたい人には「Excel 最強の教科書[完全版]」のように広範囲を網羅している一冊がおすすめです。
Excelの活用は、資料を作成する以外にも、商品管理などのマスタデータ、ファイナンスや経理業務、見積書や請求書などの書類の作成など多岐に渡ります。どの業務で利用するのかによって求められるスキルが異なりますので、ご自身の業務に役立ちそうな本を選ぶことも大切です。
初心者向けの4冊
| タイトル | Excel 最強の教科書 | たった1日で即戦力になるExcelの教科書 | できるYouTuber式 Excel 現場の教科書 | 大人気YouTuber方式 Excel&Wordの必須スキルが見るだけで身につく本 |
|---|---|---|---|---|
| こんな人に おすすめ! | 実務で役立つスキルを習得して脱初心者を目指す | 業務効率の向上 1日単位で取り組みやすい | ミスの削減 業務効率の向上 | 初心者向け Wordと同時に習得可能 |
| 動画対応 | × | × | ⭕️ | ⭕️ |
| 購入する | 購入する | 購入する | 購入する |
Excel 最強の教科書
『Excel 最強の教科書』は筆者お気に入りの一冊で、その販売数は70万部(26年4月現在)を超えています!(Kinlde版はこちら)
- 関数やショートカットだけでなく、良い資料を作るテクニックなども記載
- カラーページで読みやすい
- 脱初心者・中級者向け
- サンプルファイルも付いている
Excelの本で多い関数やショートカットキーの説明だけでなく、表やグラフなどの見やすい資料作りについても触れているのが本書です。(印刷方法についても詳しく載っています)
内容は全くの初心者向けというよりは、Excelの基礎は既に身に付いていて、さらに仕事で活用したい人向けです。
最新のバージョン(Excel 2021/2019やMicrosoft 365)に対応した2nd editionが発売されました!
たった1日で即戦力になるExcelの教科書
タイトルにあるように、1日で完結できるよう構成が工夫されています。
関数、ショートカットキー、ピボットテーブルなど、業務効率を向上させるのに欠かせない機能を中心に取り上げています。
重要なポイントを絞り込み、図解を多用することで、直感的に理解しやすい内容になっており、短時間で基礎から応用まで一通り学べます。
できるYouTuber式 Excel 現場の教科書
実務に沿ってExcelを役立てたい、上達したい方には『できるYoutuber式 Excel 現場の教科書』が一番おすすめです!(Kindle版はこちら)
- 本とYouTubeの動画の2つの解説が見れる
- 実務で使える実践的な内容(データの入力、出力、共有など)
- ミスを減らす方法・効率化の2つを重視した内容
この本の著者は現在YouTuberとして活動しており、本とYouTube動画の両方を活用してスキルアップできるのが最大の魅力です。映像で観る方が覚えやすい人も多いのではないでしょうか。
また、大手の総合商社で財務・投資プロジェクトを担当されていた経験から培ったExcelのスキルが満載です。
ミスを減らすこと・スピードアップの2つを軸に、かなり実用的な一冊となっております!
仕事の効率を改善したい人は読んでみる価値があると思います。
大人気YouTuber方式 Excel&Wordの必須スキルが見るだけで身につく本
続く、こちらもYouTuberの方が執筆されている本になります。(Kindleはこちら)
- 本と動画の両方を活用できる
- Excel・Wordが一冊になっている
- 初心者向け
ExcelとWord両方の知識をこの一冊で身に付けることができます。上でご紹介した『できるYoutuber式 Excel 現場の教科書』に比べると、こちらの方が初歩的な内容になっております。
中級者やデータ分析に役立つ2冊
Excelパワーピボット 7つのステップでデータ集計・分析を「自動化」する本
Excel上でデータを取り扱う人にぜひ読んでいただきたいのが「Excelパワーピボット 7つのステップでデータ集計・分析を「自動化」する本」になります。
- パワーピボットに特化している
- マクロ・VBAが不要
- サンプルファイルあり
パワーピボットについて詳しく記述している本は少なく、データの集計・分析を自動化するにあたってマクロ(VBA)の知識を使用しないので多くの人に刺さるかと思います。
サンプルのファイルも付いているので、実際に手を動かしながらスキルを習得することができます。
業務改善コンサルタントの現場経験を一冊に凝縮した Excel実践の授業
Excelを利用した業務効率化を支援する会社の代表の方が執筆されています。(Kindleはこちら)
- ショートカットキーをマスターできる
- マクロ・VBAの説明が充実している
- サンプルがダウンロードできるのでそのまま使える
- オールカラーで見やすい構成
- 手で押さえなくてもページが閉じない設計
本書の後半は、マクロ・VBA中心の内容となっていますので、作業を自動化するのに特化した一冊です。
デザイン面に関しては、本全体を通してオールカラーになってます。
それに加えて、どのページでも本の真ん中で折れるように設計されているので非常に読みやすいです。本を押さえながらPC作業すると効率が格段と落ちるので、そこを考えて作られているのはありがたいです!
サンプルのフォーマットをダウンロードでき、一から自分で作成する手間が省けるのも嬉しいポイントです。
VBAを学習したい人におすすめの2冊
できるイラストで学ぶ入社1年目のExcel VBA
これからVBAを始めたい方に向けておすすめしたいのが「できるイラストで学ぶ入社1年目のExcel VBA」です。
Excelの業務効率を大きく改善する場合にVBAは必須ですが、VBAを書ける人はだいぶ限られてくるのが現状ではないでしょうか。
専門用語や難解な構文を、親しみやすいイラストやキャラクターの掛け合いを通じて、視覚的に分かりやすく説明しています。
ただし、Excelそのものの使い方の説明はほとんど載っておりませんのでご注意下さい。
Excel マクロ&VBA [実践ビジネス入門講座]【完全版】
プログラミング未経験者やVBAを初めて学ぶ人でも挫折しないように、とても丁寧な説明が載っている一冊です。
マクロの基礎に始まり、VBAの概念や基本的な文法を図解や豊富なサンプルコードを使い、視覚的に理解しやすいように工夫されています。
マクロの記録から、ブックやシートの操作、データ集計・分析、そして最終的には「処理の自動化」まで、実践的な課題を解決するためのVBAの使い方が紹介されています!
付属の練習用ファイルを使って実際に手を動かしながら習得できる点もポイントです。
本とYouTube・AIはどう使い分ける?
現在はYouTubeやWeb記事、AIなど、Excelを無料で学べるコンテンツも数多くあります。
では、「わざわざExcelの本を買う必要はあるの?」と思う方もいるかもしれません。
個人的には、本と動画・AIは役割が違うと考えています。
本がおすすめな人
- Excelを体系的に学びたい
- 基礎から順番に勉強したい
- 後から調べるための参考書が欲しい
- 自分のペースで学習したい
YouTubeがおすすめな人
- 実際の操作画面を見ながら覚えたい
- 動画のほうが理解しやすい
- 特定の操作だけ知りたい
AIがおすすめな人
- 分からない関数を質問したい
- エラーの原因を調べたい
- 自分の業務に合わせた数式を考えたい
- Excelの操作方法を相談したい
つまり、「本だけ」「YouTubeだけ」と限定する必要はありません。
本で体系的に学び、YouTubeで操作方法を確認し、分からない部分をAIに質問する。
この組み合わせなら、Excelを効率よく身につけやすくなります。
最後に
ここまでExcelのおすすめ本を紹介してきましたが、2026年現在、Excelを学ぶうえで一つ意識しておきたいことがあります。
それは、「Excelの機能をたくさん覚えること」と「Excelを仕事で使いこなせること」は別物ということです。
Excelには、関数、ピボットテーブル、Power Query、Power Pivot、VBAなど、非常に多くの機能があります。
しかし、すべてを覚える必要はありません。
例えば、
- Excel初心者 → 表の作成・基本関数・ショートカット
- 日常業務を効率化したい → 関数・ピボットテーブル
- 大量のデータを扱う → Power Query・Power Pivot
- 定型作業を自動化したい → VBA
- AIも活用したい → Copilot
というように、自分の仕事で何をしたいのかを基準に学習することが重要です。
「Excelの本を買ったけれど、結局ほとんど使わなかった」という状態を避けるためにも、まずは自分がExcelで困っていることを整理してみましょう。