【代名動詞】フランス語のse+動詞を解説!

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代名動詞(les verbes pronominaux)の解説になります。

代名動詞はフランス語でよく登場する動詞ですが、性数一致がややこしいのが難点です。

フランス人でもよく間違えるみたいですので、入念に学習したい部分です!

目次

代名動詞とは

代名動詞(les verbes pronominaux)とは本来、主語以外のヒト・モノ・コトを対象にする動詞を再帰代名詞を用いることで主語自身を対象にする動詞にしたものです。

なかなか言葉では伝わりにくいと思いますので、例を載せます。

<通常の動詞の場合>

J’ai demandé au policier où est la gare?
私は警察官に駅の場所を尋ねた。

<代名動詞の場合>

Je me suis demandé si je ne suis pas trompé le chemin pour aller à la gare.
私は駅へ行く道を間違えていないか自問した。

この時のmeを再帰代名詞と呼んでいます。

この他にもいくつかの用法がありますので、後ほど詳しく説明します!

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再帰代名詞とは

再帰代名詞をまとめておきます。代名動詞を学習する際はまず最初に覚えましょう。

単数形一人称me
単数形二人称te
単数形三人称se
複数形一人称nous
複数形二人称vous
複数形三人称se

三人称の時は単数形も複数形も同じseを使います。

nousとvousの時はそのまま再帰代名詞になりますので、実質覚えるのは単数形のme, te, seのみです!

代名動詞の用法

主語自身が動作の対象となる場合

これは冒頭で説明したパターンです。もう一つ例文を載せておきます。

Je ne me souviens plus si j’avais fermé la clé.
私は鍵を閉めたのか思い出せない。

受動態として物が主語になる場合

主に物が主語となり、受動態のような文構造を取る場合です。

Les galettes des rois se mangent en janvier.
ガレット・デ・ロワ(お菓子)は1月に食べられます。

これは下記のような文に言い換えることができます。

On mange les galettes des rois en janvier.

複数の人が互いに動作の対象となる場合

代名動詞では、再帰代名詞を使うことで複数の人が互い対象となることを表すことができます。

Elles se sont parlé de ce problème.
彼女たちはこの問題について話しました。

ここで主語が複数形かつ女性形なので、parléesの間違いではないかと思った方も多いのではないでしょうか。

代名動詞の場合、間接目的語が動詞の前、つまり(主語=)再帰代名詞=直接目的語の時に限り主語と性数一致をします!

ここでparlerは、「parler à 人」もしくは「parler de 事」でそもそも直接目的語を取る動詞ではないので性数一致しません。

性数一致に関する詳しい説明は次の活用のところでします!

代名動詞の活用

基本は通常の動詞と同じ

直説法現在・半過去・単純未来など、基本的には元の動詞と同じ活用をします。

例えば、se parler(原形の時はseを使う)はparlerと同じ活用になります。

ただし、複合過去と大過去についてはその限りではありません

>第一群規則動詞(er動詞)の活用はこちら

>第二群規則動詞(ir動詞)の活用はこちら

複合過去と大過去

複合過去と大過去については、助動詞は必ずêtreを使います!

se laver(洗う)の複合過去を例にしてみます。

単数形一人称je me suis lavé(e)
単数形二人称tu t’es lavé(e)
単数形三人称il/elle s’est lavé(e)
複数形一人称nous nous sommes lavés(es)
複数形二人称vous vous êtes lavé(e,s,es)
複数形三人称ils/elles se sont lavés(es)

続いて、過去分詞の性数一位についてです!

>êtreの活用の復習はこちらから

過去分詞の性数一致

se=直接目的語の場合

seが直接目的の場合、過去分詞は主語に性数一致します。

seが直接目的語の時とは、「主語は/が/を〜する」と訳せる場合です。

Ma mère s’est levée à 7h30 ce matin.
私の母は今朝7時30分に起きました。

主語=私の母起きたので主語に性数一致します。

se=間接目的語の場合

seが間接目的語の場合、過去分詞は性数一致しません。

seが間接目的語になる時は、「主語の〜に/を〜させる/する」と訳せる場合です。

Ils se sont lavé les mains.
彼らは手を洗いました。

主語=彼ら手を洗ったので、seは間接目的語となり性数一致しません。

この時の直接目的語はles mainsです。

直接目的語で動詞の前にある場合

直接目的語が動詞の前に来る場合は、過去分詞は直接目的語と性数一致します。

Les mains qu’ils se sont lavées étaient très sales.
彼らが洗った手はとても汚かったです。

直接目的語les mainsが動詞の前に来ているので、複数形かつ女性形のles mainsに合わせる形で性数一致しています。

※salesはセールではなく、汚いという意味です

例外

直接目的語の有無に関わらず、性数一致しない例外もあります。

そもそも、人もしくは事などの対象がないと成り立たない動詞がフランス語にはあります。

例えば、下記のような動詞です。

se parler(誰かと話す、何かについて話す)
se téléphoner(誰かに電話する)
se ressembler(誰かに似る)

このような動詞の場合、性数一致はしません。

Elles se sont téléphoné pendant une heure.
彼女たちは1時間電話した。

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否定形

最後は否定形の作り方です。neとpasの位置を覚えましょう!

「主語+ne+再帰代名詞+動詞+pas」です。

Je ne me couche pas à 22h.
私は22時には寝ません。

代名動詞の練習問題

今回の練習問題は複合過去に限定しました。カッコ内の動詞を正しい形にしてみて下さい。

① Ils se sont(coincer)les doigts.
彼らは指を挟みました。

② Elles se sont(parler).
彼女たちは話し合いました。

③ Ils se sont(baigner)dans la mer.
彼らは海に入りました。

④ Nous nous sommes(lever)tôt.
私たちは早くに起きました。

解答

① Ils se sont coincé les doigts.

② Elles se sont parlé.

③ Ils se sont baignés dans la mer.

④ Nous nous sommes levés / levées tôt.(どちらも正解)

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