前回記事では、フランス語の冠詞の種類について解説しましたが、今回はそれらの冠詞の用法について説明していきます。
フランス語の冠詞の用法のポイントは二つあります。
これらのポイントさえ抑えれば問題なく冠詞を使うことができると思います!
冠詞の変形
複数の不定冠詞desや部分冠詞duがdeに変わる時があります。
- 複数形の不定冠詞と名詞の間に形容詞がある場合
- 否定文の場合
①「des+形容詞+名詞」の場合、「de+形容詞+名詞」になります。
On peut acheter de jolies fleurs dans ce magasin.
この店では綺麗な花を買うことができます。
数量形容詞などの場合でも同様です。
Elle a reçu beaucoup de cadeaux pour son anniversaire.
彼女は誕生日にたくさんのプレゼントを貰いました。
② 否定文ではdeを使います。
不定冠詞desや部分冠詞duもdeになります。
Il n’y a pas de pharmacie dans cette rue.
この通りに薬局はありません。(肯定文:Il y a une pharmacie dans cette rue.)
Je n’ai pas acheté de lait.
私は牛乳を買っていません。(肯定文:J’ai acheté du lait)
冠詞を付けない場合
以下の時には冠詞を付けません。
- 職業や国籍を表す場合
- 固有名詞の場合(国名は冠詞あり)
- 呼びかける場合
① 職業や国籍を表す場合は冠詞を付けません。
Elle est professeur d’anglais.
彼女は英語の先生です。
Je suis japonais.
私は日本人です。
② 人の名前や都市名などの固有名詞には冠詞を付けません。
例:Paris, New-York, Kyoto, Paul, Claire, etc.
ただし国名や川の名前などには冠詞を付けます。
例:La France, L’Espagne, La Seine, La Garonne, etc.
③ 呼びかける場合も冠詞を付けません。
例:Monsieur!, Madame!, Docteur!, etc.
まとめ
- 変形
- 冠詞を付けない場合
フランス語の冠詞の説明は以上になります。
上記の2つのポイントを覚えておくことが大切です!