フランス語の疑問文の作り方にはいくつかパターンがありますので、ご紹介します。
肯定文と同じ
最もシンプルな作り方は、肯定文に『?』をつけるパターンです。
主に会話で使用され、文の最後にかけて発音を高くします。
Vous avez une réservation?
予約していますか。
Vous n’avez pas de ticket?
チケットを持っていませんか。
倒置
主語と動詞の順番を入れ替える作り方です。必ず動詞と主語の間に『-』が入ります。
先ほどの例文を倒置すると下記のようになります。
Avez-vous une réservation?
否定の場合
否定の疑問文の場合は、否定のne(n’)も動詞や助動詞に合わせて先に来ます。
N’avez-vous pas de ticket?
tを入れる場合
動詞の最後の文字と、主語の頭文字がどちらも母音の場合、その間に『t』を入れます。
主語の頭文字が母音=il/elleもしくはils/ellesの時
A-t-il 20ans?
彼は20歳ですか。
助動詞がある場合
複合過去や大過去など、助動詞がある場合は『助動詞-主語 動詞』という語順になります。
As-tu regardé le match de football hier soir?
昨夜、サッカーの試合を観ましたか。
Faut-il fermer la porte?
ドアを閉めた方がいいですか。
固有名詞がある場合
名前などの固有名詞を倒置することはできません。
固有名詞がある文の場合は、追加で主語の人称代名詞を用います。
Marie a-t-elle mangé mon dessert?
マリーは私のデザートを食べましたか。
est-ce queを使う
最後は『est-ce que』を文頭に使うパターンです。この時、倒置はしません。
語順は『Est-ce que+主語+動詞』です。
主語が母音から始まる時は『Est-ce qu’』になります。
Est-ce que vous avez du temps?
時間はありますか。
Est-ce qu’il fait chaud aujourd’hui?
今日は暑いですか。
まとめ
最後に疑問文を作る上で大事なポイントをまとめます。
- 疑問文には3つの作り方がある
- 倒置の場合、tが必要な時がある
- 倒置で固有名詞を含む場合は、人称代名詞を用いる
この記事をフランス語学習に少しでも役立て頂ければ幸いです。