久しぶりにフランス語の記事ですが、今回は強調構文についてご説明します。
強調したい語によって、強調構文の作り方が変わってきます。
その違いを覚えておくことがポイントです!
強調構文とは
強調構文とは、主語や目的語などを前面に主張したい場合に使います。
まずは英語の例文を見てみましょう。
It is Paul who drove me to the airport.
私を車で空港まで送ってくれたのがポールです。
ここでは、空港まで送ってくれたのがポールであることを強調しています。
主語を強調する場合
まずは主語を強調する場合についてです。
このパターンが最も使われる形ではないでしょうか。
C’est/Ce sont 主語 qui …
「c’est/ce sont」と「qui」で強調したい主語を挟みます。(主語が複数形の場合はce sontになります)
先ほどのポールの例文をフランス語にすると下記のようになります。
C’est Paul qui m’a envoyé jusqu’à l’aéroport en voiture.
Ce sont eux qui habitent à Nice.
ニースに住んでいるのは彼ら・彼女らです。
補足ですが、ce(c’)を形式上の主語と呼ぶことがあります。
目的語を強調する場合
直接目的語
C’est/Ce sont 直接目的語 que …
直接目的語を強調したい場合は、『c’est』と『que』で直接目的語を挟みます。(先ほどと同じように目的語が複数形の場合はce sont)
C’est ce film que je voulais regarder.
私が観たかったのはこの映画です。
間接目的語
C’est/Ce sont 前置詞 間接目的語 que …
間接目的語の場合、前置詞と間接目的語を挟みます!
C’est pour Alice que j’ai acheté ce cadeau.
このプレゼントはアリスのために買いました。
最後に
以上、フランス語の強調構文の作り方になります。
3つのパターンが分かればそれほど難しいものではないと思います。
ぜひこの機会に覚えてみて下さい!